コラム
ネットワークビジネス

ネットワークビジネスランキング2022|顧客参加型マーケの最前線

自分が関わっているネットワークビジネス企業が、業界内でどのくらいの位置にいるのかご存じでしょうか?この記事で紹介する『2022年ネットワークビジネスランキング』を確認すれば、数字に基づく客観的な評価を確認できます。業界動向の把握はこれからの行動指針を定める重要な材料です。この記事では売上高ランキングのほか、前期比の増収率や各部門ごとのランキングを余すことなくご紹介します。ぜひ最後までお読みいただき、あなたがその企業で活動するモチベーション維持や目標設定の材料に、あるいは急成長している企業に波乗りする根拠として利用していただけると幸いです。

目次

加速するネットワークビジネス|個人の発信力が強まる時代

加速するネットワークビジネス 個人の発信力が強まる時代

スマートフォンの普及に伴い、SNSによる個人発信の影響力が日に日に強まってきている昨今。消費者自らがマーケッターの役割も担い流通を広げていくネットワークビジネス市場が、今後さらに拡大していく動きを見せています。

よく誤解されていますが、ネットワークビジネスは法律で認められている合法なビジネスモデルです。別途禁止されている無限連鎖講(ねずみ講)とは明確に区別されています。

日本では、ミキプルーンの三基商事やノエビア、ポーラ、シャルレ、日健総本社など、各業界の有名企業が流通拡大にネットワークビジネスを採用しています。過去には山之内製薬、カネボウ、ダイエー、ソニー、ジャスコなどの大手企業(関連会社を含む)がネットワークビジネスに参入した経歴があります。

たしかに悪質な営業を行う一部の会員のせいで、トラブルになることも少なくないビジネスモデルではあります。しかし実際使用している消費者自身の声で流通を広げるという、正しく使えば非常に有効な販売方法なのです。

増収している企業、伸びているカテゴリー、各商材の有力企業などの動向を把握し、これからのネットワークビジネス活動の参考にしてみましょう。

2022年ネットワークビジネス【売上高ランキング】

2022年ネットワークビジネス 売上高ランキング
順位会社名売上高(百万円)
1日本アムウェイ97,520
2三基商事55,000
3フォーデイズ32,987
4ニュースキンジャパン30,000
5ノエビア26,296
6ベルセレージュ本社22,600
7フォーエバーリビングプロダクツジャパン19,000
8アシュラン18,700
9グラントイーワンズ14,600
10モデーアジャパン14,000
11ナチュラリープラス13,100
12シャルレ12,919
13セプテムプロダクツ11,450
14モリンダジャパン11,000
15高陽社9,500
15ドテラジャパン9,500
17日本シャクリー9,400
18ニナファームジャポン8,900
18アウラインターナショナル8,900
20サンクスアイ8,000
20シャンデール8,000
20タッパーウェアブランズジャパン8,000
23赤塚7,800
24アンビットエナジージャパン7,557
25日健総本社6,400
26イオン化粧品6,000
27ザ マイラ5,200
28ロイヤル化粧品5,100
29サミットインターナシュナル5,000
30シナリー4,500
31ライフバンテージジャパン4,391
32シナジーワールドワイドジャパン4,320
33アライヴン4,000
33KZ1ジャパン4,000
33TIENS JAPAN(ティエンズジャパン)4,000
33ピュアクリスタル4,000
37スリーピース3,811
38アリックスジャパン3,800
39アイビー化粧品3,762
40YOSA3,680
41ペレグレイス3,490
42グリーンプラネット3,400
43マナビス化粧品3,000
43ハーバライフ・オブ・ジャパン3,000
45ジュネスグローバル2,970
46ヤングリビングジャパンインク2,899
47アフロゾーンジャパン2,570
48イオスコーポレーション2,509
49エコロインターナショナル2,500
50アミン2,400
51サンテクレアール2,300
52ケイエスビー2,250
53ユニシティジャパン2,200
54ベガ(VEGA)2,143
55ダイヤモンドライフ2,142
56三和 株式会社2,000
56M3 HD2,000
56シークレットダイレクトジャパン2,000
56ハッピーファミリー2,000
56マナテックジャパン2,000
56サンベール2,000
62ローズライン1,800
63シェラバートン1,750
64エヌエーシー(NAC)1,626
65ネオライフインターナショナル1,620
66ゼンノアジャパン1,540
67セルフ1,400
68日本ベスト1,300
68シーエムシー1,300
70IPSコスメティックス1,200
71エックスワン1,169
72アトコントロール1,100
73美・Style1,050
74スターライズジャパン1,000
74オードビージャポン1,000
74ウィンライフジャパン1,000
74カイアニジャパン1,000
74クレス薬品1,000
74フォーライフリサーチジャパン1,000
74マイフレンド1,000
81サンテックビオズ(旧DNA)985
82リフウェル960
83アイスター商事900
83プレステージ900
83シーベヌ900
86豊凛化粧品800
86ウイズ800
86レインボー800
89スターリジャパン770
90ジョイ742
91参壽恵本舗722
92オーエイチエスジャパン(OHS-JAPAN)720
93オリヴィス OriVis700
93ウィル・サーチ700
95AIM(エイム)600
95NIKKEN(ニッケン)600
97国際漢方研究所(国際友好交易)518
98ベルエアー505
99アストーラ500
99ビーエッチシー(BHC)500
99ピュアスター500
102アルペン総合研究所480
103苔善(こけぜん)450
103セモア450
103ビィゴライフ450
103フローラサンティ450
107ユサナ・ヘルス・サイエンス・ジャパン440
108エルブ400
108ミューズ400
108ラヴィ400
111DNAジャパン360
112エポックモア350
112ビオータ350
114クリエイション300
114プロティオス300
116日本ビーエフ279
117コンフィアンス モビリア238
118サンライダージャパンインク183
119SEIKAN(セイカン)150
120ソニア(SONIA)130
121ミラクル124
122フォーチュンインターナショナル100
参照:ネットワークビジネス2022年3月号

2022年ネットワークビジネス【増収率ランキング】

2022年ネットワークビジネス 増収率ランキング
順位会社名前期比(%)売上高(百万円)主力製品
1アフロゾーンジャパン213.02,570化粧品・美容機器
2ダイヤモンドライフ149.62,142栄養補助食品
3グラントイーワンズ69.714,600下着
4美・Style50.01,050化粧品
5サンテックビオズ28.0985栄養補助食品
6エコロインターナショナル25.02,500化粧品
7ニナファームジャポン21.98,900栄養補助食品
8ミラクル20.3124栄養補助食品
9サンライダージャパンインク17.0183栄養補助食品
10エヌエーシー15.01,626化粧品
11スターリジャパン14.9770栄養補助食品
12ビオータ13.5350栄養補助食品
13シナジーワールドワイドジャパン13.04,320栄養補助食品
14アンビットエナジージャパン11.67,557電力
15ヤングリビングジャパンインク11.52,899エッセンシャルオイル
16イオスコーポレーション11.12,509栄養補助食品
17セプテムプロダクツ11.011,450化粧品
18アウラインターナショナル10.98,900化粧品
19ハーバライフ・オブ・ジャパン10.03,000栄養補助食品
20リフウェル7.6960栄養補助食品
21ジュネスグローバル4.02,970栄養補助食品
21国際漢方研究所(国際友好交易)4.0518栄養補助食品
21日本ビーエフ4.0279栄養補助食品
24ニュースキンジャパン3.030,000栄養補助食品
24スリーピース3.03,811栄養補助食品
26フォーデイズ2.432,987栄養補助食品
27参壽恵本舗2.0722栄養補助食品
28日本アムウェイ1.897,520栄養補助食品
29ナチュラリープラス1.313,100栄養補助食品
参照:ネットワークビジネス2022年3月号

2022年ネットワークビジネス【健康食品部門ランキング】

2022年ネットワークビジネス 健康食品部門ランキング
順位会社名売上高(百万円)
1三基商事55,000
2日本アムウェイ50,518
3フォーデイズ26,049
4フォーエバーリビングプロダクツジャパン19,000
5ニュースキンジャパン15,000
6モデーアジャパン14,000
7ナチュラリープラス13,100
8モリンダジャパン11,000
9高陽社9,500
10日本シャクリー9,400
11ニナファームジャポン8,900
12サンクスアイ8,000
13赤塚7,800
14日健総本社6,400
15ライフバンテージジャパン4,391
16シナジーワールドワイドジャパン4,320
17KZ1ジャパン4,000
18スリーピース3,811
19アリックスジャパン3,800
20ハーバライフ・オブ・ジャパン3,000
21ジュネスグローバル2,970
22イオスコーポレーション2,509
23サンテクレアール2,300
24ユニシティジャパン2,200
25ダイヤモンドライフ2,142
26M3 HD2,000
26ハッピーファミリー2,000
26マナテックジャパン2,000
26サンベール2,000
30ネオライフインターナショナル1,620
31ゼンノアジャパン1,540
32セルフ1,400
33日本ベスト1,300
33シーエムシー1,300
35カイアニジャパン1,000
35フォーライフリサーチジャパン1,000
37サンテックビオズ985
38リフウェル960
39プレステージ900
40ウイズ800
41スターリジャパン770
42ジョイ742
43参壽恵本舗722
44オリヴィス OriVis700
44ウィル・サーチ700
46国際漢方研究所(国際友好交易)518
47ベルエアー505
48アルペン総合研究所480
49苔善(こけぜん)450
49ビィゴライフ450
49フローラサンティ450
52ユサナ・ヘルス・サイエンス・ジャパン440
53ミューズ400
54DNAジャパン360
55ビオータ350
56プロティオス300
57日本ビーエフ279
58サンライダージャパンインク183
59ソニア(SONIA)130
60ミラクル124
61フォーチュンインターナショナル100
参照:ネットワークビジネス2022年3月号

2022年ネットワークビジネス【化粧品部門ランキング】

2022年ネットワークビジネス 化粧品部門ランキング
順位会社名売上高(百万円)
1ノエビア26,296
2ベルセレージュ本社22,600
3日本アムウェイ22,398
4アシュラン18,700
5ニュースキンジャパン15,000
6セプテムプロダクツ11,450
7アウラインターナショナル8,900
8フォーデイズ6,938
9イオン化粧品6,000
10ザ マイラ5,200
11ロイヤル化粧品5,100
12シナリー4,500
13TIENS JAPAN(ティエンズジャパン)4,000
13ピュアクリスタル4,000
15アイビー化粧品3,762
16ペレグレイス3,490
17マナビス化粧品3,000
18アフロゾーンジャパン2,570
19エコロインターナショナル2,500
20ベガ(VEGA)2,143
21シークレットダイレクトジャパン2,000
22シェラバートン1,750
23エヌエーシー(NAC)1,626
24IPSコスメティックス1,200
25エックスワン1,169
26アトコントロール1,100
27美・Style1,050
28スターライズジャパン1,000
28オードビージャポン1,000
28クレス薬品1,000
31アイスター商事900
31シーベヌ900
33豊凛化粧品800
34AIM(エイム)600
35アストーラ500
35ピュアスター500
37エルブ400
37ラヴィ400
39クリエイション300
40コンフィアンス モビリア238
参照:ネットワークビジネス2022年3月号

2022年ネットワークビジネス【下着部門ランキング】

2022年ネットワークビジネス 下着部門ランキング
順位会社名売上高(百万円)
1グラントイーワンズ14,600
2シャルレ12,919
3シャンデール8,000
4サミットインターナショナル5,000
5マイフレンド1,000
6ビーエッチシー(BHC)500
7セモア450
8エポックモア350
参照:ネットワークビジネス2022年3月号

2022年ネットワークビジネス【寝装品・寝具部門ランキング】

2022年ネットワークビジネス 寝装品・寝具部門ランキング
順位会社名売上高(百万円)
1アライヴン4,000
2ケイエスビー2,250
3ローズライン1,800
4レインボー800
参照:ネットワークビジネス2022年3月号

2022年ネットワークビジネス【水関連商品部門ランキング】

2022年ネットワークビジネス 水関連商品部門ランキング
順位会社名売上高(百万円)
1グリーンプラネット3,400
2三和 株式会社2,000
3オーエイチエスジャパン(OHS-JAPAN)720
4SEIKAN(セイカン)150
参照:ネットワークビジネス2022年3月号

2022年ネットワークビジネス【美容・健康機器部門ランキング】

2022年ネットワークビジネス 美容・健康機器部門ランキング
順位会社名売上高(百万円)
1YOSA3,680
2アミン2,400
3NIKKEN(ニッケン)600
参照:ネットワークビジネス2022年3月号

参考:世界のネットワークビジネスランキング2020年

順位会社名売上高
1Amway85億ドル
2Natura &Co71億6000万ドル
3Herbalife55億ドル
4Vorwerk44億8000万ドル
5COWAY28億ドル
6Nu Skin25億ドル
7Primerica22億ドル
8Young Living18億ドル
9eXp Realty17億1,000万ドル
10PM-International17億1,000万ドル
参照:Direct Selling News

ネットワークビジネスで押さえておくべき有名企業12社

ネットワークビジネスで押さえておくべき 有名企業12社

各種ランキングの中でも常に上位に名を連ねる、国内の有名ネットワークビジネス企業12社を紹介します。長い間業績を維持し続けてきた企業は、商品力の高さはもちろん、透明度が高い経営理念を掲げており、会員にとっても働きやすい環境が整っている傾向が見て取れます。業界の基礎知識として目を通してみてください。

1.日本アムウェイ

アムウェイは知名度も売上もネットワークビジネス界トップの有名企業。アメリカで創業し、世界100カ国以上の国で事業を展開しています。健康食品や化粧品が主力製品ですが、キッチン用品や空気清浄機などの生活用品部門でも着実にシェアを伸ばしています。

2.三基商事

中井貴一さんのCMで有名な健康食品「ミキプルーン」が主力製品の三基商事株式会社。現在は健康食品に限らず、美容品や家庭用品も取り扱う総合メーカーへ成長しています。国内のネットワークビジネス会社では、アムウェイに続く第2位のポジションを長年維持し続けています。

3.フォーデイズ

健康食品から化粧品、美容品を中心に展開しているネットワークビジネス企業です。「核酸サプリメントといえばフォーデイズ」と言えるほどのシェアを獲得しており、アンチエイジング世代向けの製品で順調に業績を伸ばしてきています。

4.ニュースキンジャパン

ニュースキンは美容機器や健康食品を扱う総合メーカーとして世界的シェアを獲得しています。主力製品のサプリメント「ユーススパン」は、世界中の健康長寿食をベースに研究開発され、アンチエイジング世代に支持され続けるロングセラー製品です。

5.ノエビア

国内のネットワークビジネス会社において、化粧品部門のトップを走り続ける人気メーカー。TVCMもコンスタントに目にし、店頭販売をおこなっている製品も多いため、化粧品ブランドとして一般の方からも認知度が高い会社です。

6.ベルセレージュ

「人と自然と技術の調和」を理念に、クオリティーが高い化粧品を武器に業績を伸ばし続けています。徹底したコンプライアンス厳守の経営方針が印象的。「トラブル0への挑戦」という健全な運営目標を掲げ、消費者と販売会員の関係を守ることを命題としています。

7.フォーエバーリビングプロダクツジャパン

健康食品が主力製品であるフォーエバー社は、アメリカに本社を持つグローバルに活躍する会社です。代表的商品「アロエベラジュース」は、日本国内でのアロエドリンクのシェア率がダントツの1位。日本におけるアロエ飲料のリーディングカンパニーの地位を確固たるものにしています。

8.アシュラン

アシュランは化粧品製造工場として国内最大級の自社生産設備を持ち、妥協がない品質を実現。30万人を超えるリピーター会員を獲得しています。一見の顧客が直接購入する手段がないのが特徴的で、目先の収入を得る目的ではない、ネットワークビジネス本来の価値提供を実践し続ける信頼ある会社です。

9.グラント・イーワンズ

下着部門で毎年トップクラスの売上を誇るグラント・イーワンズ。藤原紀香さんが愛用している下着として一躍脚光を浴びました。デザインと機能性を兼ね備える製品力や、豊富な品ぞろえで近年急速に業績を伸ばす成長企業です。

10.モデーアジャパン

1992年にアメリカのユタ州で誕生し、健康食品や化粧品を主力に全世界34カ国に展開するネットワークビジネス会社です。身体内外からの美容を中心に、生活そのものをクリーンにするという企業理念をもっています。安全性と環境への配慮を突き詰めた開発コンセプトで支持を得ている企業です。

11.ナチュラリープラス

健康食品や美容製品を中心に展開している純国産ネットワークビジネス企業です。国内のネットワークビジネスは海外から進出してきた企業が多い中、ナチュラリープラスは日本から世界に展開している数少ない会社。香港や台湾、マレーシアなどのアジア圏で影響力を強めている成長企業です。

12.シャルレ

快適な着用感と高い機能性を兼ね備えた女性用インナーがシャルレの主力製品。会員数は約70万人程度と言われていますが、勧誘活動を行わない「製品のリピート購入のみが目的の会員」の割合が非常に高い特徴があります。競争力が高いハイクオリティーな製品であることの裏付けだと言えるでしょう。

<関連記事>

徹底網羅!ネットワークビジネス会社一覧&ビジネス活動の真実では、さらに詳しく有名ネットワークビジネス企業を紹介しています。合わせてご覧になってみてください。

ネットワークビジネス急成長企業3社|トレンドの傾向を知っておこう

ネットワークビジネス急成長企業3社 トレンドの傾向

ネットワークビジネスに限らず、収益を最大化せるためには市場のトレンドを把握することが大切です。今現在の売上高ランキングのみで企業価値を判断するのではなく、今勢いがある会社・今売れる商材を見極める観点を養いましょう。

その指標の一つとして、前年度比の増収率が説得力ある判断材料になります。ここでは先述した「増収率ランキング」の上位3社をピックアップし、急成長の要因や戦略の分析を行います。

傾向として、3社とも「オンラインを活用した施策」や「組織構築の価値観の刷新」を積極的に行っていることが見て取れます。時代にうまく乗った中堅企業の成長が、現在のネットワークビジネス市場の拡大を支えていると言えるでしょう。

1.アフロゾーン

次世代のスキンケアテクノロジーとして、近年注目を集める幹細胞コスメ。ネットワークビジネス業界でも幹細胞製品を扱う競合他社が増えているなか、アフロゾーンは自社独自の強みを発揮し、幹細胞美容液のシェアを急速に獲得しています。

アフロゾーンの独自技術の筆頭として挙げられるのが「エアブラシ・システム」です。美容液を噴射するスプレーガンで、高い浸透効果のほか、高級感があるルックスで訴求力が高い人気の商品。アフロゾーンの会員には美容室やエステサロンを経営している方も多く、コロナ禍によって”直接触れることなく施術できる”価値が再評価され、業績アップにつながりました。

ほかにも韓国本社からトップリーダーを招いた研修セミナーや、美容液の内容成分のアップデート、報酬プランのポジティブな改定など、現場のモチベーションを上げる施策が掛け算式に効果を発揮。ビジネス志向のリーダー会員が増え、成長を加速させました。

会社から具体的な支援はなかったにも関わらず、仕組みを整えることで主体的な活動を促した好例と言えるでしょう。もともと”美容大国”韓国の自社工場で製造している商品力には定評があります。会員個人個人がインスタグラムを積極的に活用するなどのオンライン施策により、商品力の高さの認知が広がりました。22年3月期の売上高は40億円を記録しています。

2.ダイヤモンドライフ

ダイヤモンドライフは羊膜エキスと酵素・ローズウォーターを配合した健康食品を展開する、日本で創立されたネットワークビジネス企業です。2018年の発足以来、前期比100%以上の急成長を記録し続け、22年度の発表では前期比約2.5倍の21億4200万円の売上を達成しています。

ダイヤモンドライフが高い競争優位性を持っている要因の一つに、リーダー会員の活動を活発化させる仕組みが整っている事が挙げられます。例えば一定期間の中で3ポジションの会員を4人紹介すると特別ボーナス5万円が支給されたり、2ヵ月間で指定タイトルを達成させると100万円のボーナスがもらえるなどがあります。

このようなプロモーションが月毎や新製品発表ごとに企画されており、いち早く稼げる組織構築の実現につながっています。とはいえお金が目的になってしまうと、強引な勧誘やむちゃな買い込みなど、ネットワークビジネスが抱えやすいトラブルに発展する可能性が高くなります。

その点ダイヤモンドライフでは、創業当時から「楽して稼げるものではない」という教育を徹底。一過性の利益に走るのではなく、レバレッジが効く質の高い組織づくりを求める価値観を周知させています。ほかにもZoomなどでのセミナー開催には資格を要するなど、他社に比べ会員全体のビジネスリテラシーが高い特徴があります。

ただただインセンティブをエサに見かけ上の会員を増やすのではなく、しっかりとしたビジネス観を持った会員を育てることがベース。そのうえで納得感がある成果報酬を用意することで、会員のモチベーションを高く維持しています。

3.グラントイーワンズ

体形補正下着でありながら、おしゃれなデザイン展開で人気を博すグラントイーワンズ。徹底したオンライン戦略で業績を伸ばし、増収率ランキング3位に入りました。売上高ランキングトップ10に名を連ねる大手企業でもあり、高い成長率を維持し続けています。

コロナ禍で対面の活動が制限されるなか、前期比69.7%増と飛躍的な増収を実現。その要因の一つがZoomを活用したセミナー配信です。福井県内にある本社ビル内にZoom配信用の設備を設け、他社に先駆けオンラインでの会員育成の仕組みを構築しました。リモートを余儀なくされた昨今の情勢を逆手に取り、ビシネス会員の意識を高める機会を多く作れています。

そもそもオンラインセミナーがうまく機能したのも、グラントイーワンズがもともと「グループごとの縦割り」を一切禁止しているから。別のグループのリーダーをコーチングしたり、自分の下位会員以外でも関係なく助け合うことが当たり前に行われます。グラントイーワンズという土俵を盛り上げる意識が末端まで共有できていることで、オンラインセミナーが最大限の効果を発揮できたのです。

また、製品ごとに担当チーム制を導入したのも他社にはない大きな特徴です。自分が好きなもの・得意なこと・ノウハウがあることを教え伝えることこそが、貢献感を満たす最善な方法です。思い入れが強い製品を組織的に扱うことで、強い当事者意識が芽生えました。特に別途ボーナスなどは設けなかったものの、自発的に売上アップに向けた取り組みを行う会員が増えたことで、増収率アップにつながったのです。

【重要】ランキング上位の企業でも簡単に稼げるわけではない

ランキング上位の企業 簡単に稼げない

この記事では各種ランキングを軸に、それぞれの企業の特徴を解説しています。ただし、データはあくまで判断材料の一つに過ぎません。数字だけ見て飛びつのではなく、売上高や増収の根拠が提示されているか・それが納得できる内容なのかを自分の頭を通して考える観点が大切です。

日本人は特に統計への信頼が強く、「この会社は売り上げが伸びているからまちがいないだろう!」と判断してしまいがちです。もちろん数字はウソをつきませんが、バイアスがかかりやすいものだと頭に入れておきましょう。

極端な例ですが、立ち上がったばかりのネットワークビジネス企業が、他社で大きな組織を持つ「トップリーダー会員」をグループごと招き入れることが少なからずあります。これ自体はスタートアップを支えるための施策として間違いではありません。

しかしこの方法で釣り上げられた増収率は個人の力でもたらされたものであり、企業力の証明にはならないのです。良し悪しは切り分けて考えるべきですが、見かけ上のデータは印象操作できる可能性があると把握しておきましょう。

しっかり稼いでいくためには「波に乗っている企業で効率よく活動をしよう」という観点は大切です。しかしネットワークビジネスはマネーゲームではありません。どんな企業を選ぼうと、成功するためには地道な努力が大前提であることを忘れてはいけません。

まとめ:ランキングから業界の動向をひも解き自身の活動に応用しよう

この記事では、『2022年ネットワークビジネスランキング』に基づく各企業の評価を解説してきました。自分が関わっている企業の業界内のポジションや、時流に沿った活動計画を立てる材料として活用してください。ランキングはあくまでも客観的な数字に過ぎません。それだけで会社の良し悪しを判断するのではなく、ご自身の軸を太くする知識の一つだととらえましょう。この記事のランキング情報を自分なりに吸収していただき、今後のネットワークビジネス活動の参考にしていただければ幸いです。

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