アチーブメントとアムウェイは関係ある?やばい評判の中身と違い
アチーブメントは人材教育のコンサルティング会社です。目標達成をテーマにした講座で知られていて、経営者や専門職、アスリートなどいろいろな立場の人が受講しています。
アムウェイのほうはネットワークビジネスで知られ、2社の事業はほとんど重なっていないように見えます。それでも一緒に検索されるのは、どちらも人の紹介で広がっていることや、アムウェイの行事で「アチーブメント」という言葉が使われてきたことが関係しているのかもしれません。
この記事では、2社のあいだに実際どんな関係があるのかを公式の情報で確かめました。そのうえで、アチーブメントが「やばい」「宗教」といわれる理由と、説明会に誘われたときに確かめておきたいことをまとめています。
アチーブメントとアムウェイの関係

「アチーブメント」と検索すると、研修会社のアチーブメント株式会社だけでなく、アムウェイのセミナーに関する情報も見つかります。
両社の公式情報をもとに、会社どうしの関係と名前が重なる理由を整理します。
会社どうしのつながり
アチーブメント株式会社と日本アムウェイ合同会社について提携や資本関係、協賛を示す公式の記録は確認できません。
アチーブメントの企業概要・沿革・グループ会社・代表者プロフィールを読んでもアムウェイの名前は出てこず、確認できた範囲ではアムウェイの公式サイトにもアチーブメント社の記載は見当たりませんでした。
同じ名前のアムウェイのセミナー
検索で2社が並ぶ大きな理由は、アムウェイの報奨旅行の名前にあります。
アムウェイには一定の実績を達成した会員(ABO)を海外へ招待する報奨旅行があり、2010年代の公式ページでは「リーダーシップ・アチーブメント・セミナー」と呼ばれていました。それまでの「リーダーシップ・セミナー」から2011会計年度に名前が変わっています。
これは日本アムウェイが会員向けに開く行事で、アチーブメント社の研修とは別物です。
なお、「アチーブメント」は税理士法人アチーブメントや経済教育団体のジュニア・アチーブメントなど、ほかの組織の名前にも使われています。
ナポレオン・ヒル財団との接点
ネット上の記事にはナポレオン・ヒル財団を2社の間接的な接点として挙げるものもあります。
アチーブメント株式会社は2023年に同財団と日本での独占パートナー契約を結び、代表の青木仁志氏は2025年に同財団のゴールドメダルを受けました。アムウェイの共同創業者リチャード・デヴォス氏にも同財団から表彰を受けた記録があります。
ただ、これは2人がそれぞれ別の時期に受けた賞で、2社の提携や資本関係を示すものではありません。
アチーブメント株式会社とはどんな会社か

アチーブメントの説明会に誘われて、初めて社名を知った人もいるでしょう。
受講を検討するうえで知っておきたい事業内容や申し込みの流れ、契約条件を紹介します。
事業と主力の講座
アチーブメント株式会社は青木仁志氏が1987年に設立した人材教育・コンサルティング会社です。
個人向けの研修やコンサルティングをはじめ、企業向けの組織コンサルティング、人材採用支援・人材紹介などを手がけています。
事業の中心にあるのが、1992年に開講した『頂点への道』講座です。選択理論心理学などをもとにした3日間の研修で、目標達成や時間の使い方、人間関係などを扱います。
2025年11月の同社発表によると新規の累計受講者数は7万人を突破しました。また、受講者向けに「アチーブメントアカデミー」という会員制度も設けています。
体験説明会から受講までの流れ
アチーブメントの主力講座は無料の体験説明会から申し込めます。
公式サイトで案内されている受講までの流れは、次のとおりです。
- 無料の体験説明会(約2時間)
- 講座への申し込み
- 担当コンサルタントとの面談
- 3日間の講座
申し込みは開催日の8日前までで、申し込み後1週間以内に受講料を入金します。
体験説明会への参加と講座の申し込みは、別の手続きです。説明を聞いたあとで内容や契約条件を確かめ、申し込むかどうかを決められます。
申し込む前に確かめること
アチーブメントの講座を申し込む前には初回の受講料だけでなく、その後に必要となる費用も確認しておきましょう。
再受講制度や会員サービス、上級コースなどが用意されていますが、継続して利用したときの総額は公表されていません。説明会で続けて受けるときにかかる費用を聞いておくと良いでしょう。
公式FAQによると申し込み日を含む8日間を過ぎてから解約すると、規約に定められた手数料がかかります。会員サービスは自動で更新され、期限の前月10日を過ぎると次の年度の会費が発生します。
知人や先輩から熱心にすすめられても、その人の評価と自分の判断は分けて考えてかまいません。金額と契約の書面を見て、納得できるかどうかで決めれば良いと考えています。
アチーブメントはアムウェイのようなマルチか

知り合いから熱心に説明会へ誘われると、マルチの勧誘を思い出して身構えてしまうものです。ただ、アチーブメントが売っているのは研修の講座で、会員が製品を売り広げるアムウェイの商売とは別物です。2社の違いを表にまとめました。
| アチーブメント | アムウェイ | |
|---|---|---|
| 会社 | アチーブメント株式会社(東京都江東区・1987年設立) | 日本アムウェイ合同会社(東京都渋谷区・1979年営業開始) |
| 売るもの | 研修・講座・コンサルティング | 日用品・サプリ・化粧品・浄水器などの製品 |
| 入り方 | 無料の体験説明会から申し込み | ABOの紹介、プライムカスタマーなど |
| かかるお金 | 初受講154,000円(経営者向け247,500円)、再受講99,000円から | 年1回の更新料3,780円と製品代。商品購入の義務なし |
| 紹介したときの報酬 | 新規受講者の87.5%が紹介。紹介報酬の制度は公式に見当たらない | 紹介・販売の実績に応じたボーナス |
| 法律上の扱い | 連鎖販売取引の表示なし | 自ら連鎖販売取引と明示 |
| クーリング・オフ | 申し込み日を含む8日間(公式FAQ) | 20日(契約書面) |
| 行政処分の記録 | 見当たらない | 2022年10月、消費者庁が6か月の取引等停止を命令 |
| 「アチーブメント」の語 | 社名・コース名 | 報奨旅行の名前(2010年代の公式ページ) |
※金額や期間は2026年11月時点で両社の公式サイトと契約書面に載っている内容です。変わることがあるので、申し込む前に最新の情報を確かめてください。
参考:アチーブメント|受講までのプロセス/アチーブメント|よくある質問/日本アムウェイ|契約書面(2025年8月1日版)/消費者庁|日本アムウェイ合同会社に対する行政処分
表で見てほしいのは、紹介したときの報酬の行です。マルチかどうかは、ほぼここで決まります。
マルチにあたる条件
法律でいうマルチ(連鎖販売取引)は、人を紹介すれば報酬が入ると誘って商品代や入会金を払わせる商売で、特定商取引法の第33条に決まりがあります。
アムウェイは契約書面で自社の販売方法がこれにあたると示しています。「アムウェイはネズミ講ではないか」と言われることもありますが、商品の売り買いがあるマルチと、法律で禁じられたネズミ講は別の扱いです。
アチーブメントの公式情報には受講者が紹介して報酬がもらえる制度は見当たりません。
紹介で広がる受講者
アチーブメントの新規受講者は9割近くが受講した人からの紹介で来ています。同社が自分で公表している話です。職場の先輩や知り合いが熱心に誘ってくるのは、この広がり方のあらわれでしょう。
紹介で人が増えるところはマルチを連想させます。ただ、誘ってくれた人は自分が受けて良かった講座をすすめている、と見るのが自然です。
誘われた側が確かめる手がかり
それでも気になるなら誘ってくれた人に「紹介すると何かもらえるの?」と聞いてみてください。報酬や特典の話が出てこなければ、疑う材料はひとつ減ります。
もうひとつは、申し込むときの書面です。「連鎖販売取引」と書かれていれば、それはマルチの契約です。口頭で「紹介すれば稼げる」と言われたのに書面に何も書かれていないときは、その場で決めずに持ち帰りましょう。
アチーブメントはやばい?評判の中身

「アチーブメント やばい」で調べると、「怪しい」「宗教」といった言葉も一緒に並びます。よく見かける声を、そういわれる理由と合わせて見ていきます。
受講料の高さ
やばいといわれる理由でよく挙がるのが、受講料です。初回の講座だけでも安い金額ではなく、そのあとも再受講や会員制度、上級のコースへと続いていきます。
続けたときの総額は公表されていないので、どこまで払うことになるのかが見えにくいのも、高いと感じられる一因でしょう。
会場での勧誘の話
Yahoo!知恵袋にはアチーブメントのセミナー会場にマルチの人が来ているのか、という質問も寄せられています。多くの人が集まる場所なので、受講者どうしの付き合いのなかでビジネスの話を持ちかけられることはありえます。ただ、それは講座とは別の話です。
もし講座で知り合った人からアムウェイの話をされたら、「アムウェイご紹介カード」を見せられたかを思い出してください。アムウェイは誘う前に目的を伝えてこのカードを示すことを会員の決まりにしています。
交流の場で知り合った人から食事に誘われ、あとでビジネスの話が出てくる流れは、アムウェイの最近の手口でもよく見るものです。
宗教といわれる声
「宗教みたい」という声も熱心な受講者の姿から来ていることが多いようです。
講座で学んだ考え方を熱く語ったり、身近な人を何度も誘ったりすると、受講していない側との温度差がどうしても目立ちます。その温度差が外からは宗教っぽく映るのでしょう。
アムウェイの製品が残っているなら買取に出せる

アチーブメントの受講で手元に残るテキストや手帳は、ファイングッズの買取対象ではありません。
一方、以前アムウェイを利用していた人や、家族が活動をやめて製品が残っている人は、専門店に売ることもできます。
ファイングッズは、アムウェイ製品買取の専門店です。浄水器・空気清浄機・インダクションレンジ・クイーンクックの鍋などは中古品も買取対象です。
サプリメントも未開封なら、箱が潰れていたり賞味期限が切れていたりしても相談できます。
買取の方法は、神戸の店舗への持ち込み、ドライブスルー、宅配の3つから選べます。家に残っているアムウェイ製品を整理したい人は、買取に出して手放すのもひとつの方法です。
アチーブメントとアムウェイでよくある質問
アチーブメントの経営者は誰ですか?
アチーブメント株式会社の代表取締役会長兼社長は、青木仁志氏です。1987年に32歳で選択理論心理学を基礎理論として同社を設立しました。
青木仁志氏はアムウェイの出身ですか?
青木仁志氏の公式プロフィールにはアムウェイ出身という記載はありません。公式の経歴紹介ではプロセールスの世界や能力開発トレーニング会社を経てアチーブメントを設立したと説明されています。
アチーブメントをやめるにはどうしますか?
講座は申し込み日を含む8日間ならクーリング・オフができ、期間を過ぎると規約に沿った解約手数料がかかります。会員サービスの退会は電話では受け付けておらず、記録に残る方法での申し出が必要です。自動更新の期限の前月10日を過ぎると次の年度の会費が発生します。
まとめ
アチーブメントは研修の会社で、紹介した人に報酬が出る制度も見当たりません。気にしておきたいのは、むしろ続けたときにかかる費用のほうです。
アムウェイのほうは、家族や知人が会員だったという人もいるでしょう。活動をやめて製品が家に残っているなら処分する前に買取査定に出してみてください。


